映画『カメラを止めるな!』文句なし!リアルとコミカルのバランス、絶妙なアイロニー、低予算映画の殿堂入り!

ついに見た。『カメラを止めるな!』

多方面の界隈から、「これはすごい映画だ」「すごいって評判きいてもすごい映画だった」「とにかく見て!」という高評価の嵐。

 

「まあ、そんなんいうなら行ってみるか…どれどれ」という気持ちでチケットを取ろうとしたところ、

「……空席が、、、、ない。」

 

厳密にはあった。でもそれはスクリーンの真ん前とか、隅っことか、同じ料金払ってその位置で見たいとは思えないような余りものばかり。

 

見たい!!!!!!!

いつしか我を忘れて、少しでもましな席のチケットを探しはじめた。

そしてようやくGET。

平日の四時という時刻にもかかわらず、劇場は超満員。

 

(…ようこそ、日頃あまり映画を見ないミーハー諸君…)

などと心で悪態をつきながら、いざ、スクリーンの前へ。

予告

抽象的ネタバレ考察(感想)

いやー、圧倒的だった。

てか、これホラーコメディっていう区分だったのね。納得。

 

リアルとコミカルのバランス。

感じ取れるかとれないか、ぐらいの絶妙なアイロニー。

 

失笑さえ覚えていたあのシーンが、まさかそういう伏線の使われ方をするとは。

同じシーンを見ているのに、状況が変われば人は笑う(感情が動く)。

そんな深い哲学まで、この映画から感じ取ってしまった。

 

 

そして、伏線がどんどん回収されていくにつれて、劇場全体が笑いに包まれるという奇妙な体験をした。

いや、日頃そういうメジャーな映画に興味がないおれが知らないだけなのかもしれないが、

これだけ大勢の人間と同じ空間で笑うというのは、なにか異様な感じがした。(そもそも大勢で笑うという行為が好きじゃないの)

 

できれば、贅沢をいえば、観客がこんなに増えていない状況で見てみたかった。

なぜなら笑うのにひと目を憚ってブレーキをかけてしまったから。

観客が少なければ、おそらくもっと笑っていただろう。

 

とはいえ、この過熱ブームのおかげで、最高の風刺に華を添える格好となった。

『カメラを止めるな!』低予算映画の殿堂入り!拍手!

 

監督 上田慎一郎