大嶋信頼『消したくても消せない嫉妬・劣等感を一瞬で消す方法』やる気がでない、だるい、きつい、何もしたくないという悩みに効くおすすめ特効薬本だった

嫉妬と聞いてあなたは、なにを思うだろうか。

私は嫉妬深い」「私はそれほど

人それぞれの答えが返ってくるだろう。

しかし、嫉妬というのは程度の差こそあれ、人間なら誰しもが備えている習性なのだ。

ひょっとすると、自覚がない人のほうが意外と自他による嫉妬まみれで、身動きがとれなくなっている人も多いのではないだろうか。

 

本書のタイトル『消したくても消せない嫉妬・劣等感を一瞬で消す方法』。

これを見たときに「嫉妬」という言葉を目ではキャッチこそすれ、「自分にはあまり関係がないな」と思ったのも事実であった。(そのあとに続く「劣等感」という言葉には自覚大アリだが、なぜかその言葉は流し読みしていた。これ、劣等感にも効くって謳ってある本だったのかと、今さら気付いた)

ただ、私は本書が出版される前に、こちらのDVD(人間関係の悩みから解放!他人に振り回されずにリミットレスに生きる!)で「嫉妬」というキーワードがいかに重要かということがわかっていたため、嫉妬の本と聞いて「お、出ました!」という感じで、とくに考えもせず購入に至ったわけである。

「自分には関係ないな~」と思ったのは、もしかすると嫉妬という行為が、無自覚に行われているということにも起因しているのかもしれない。

 

本書を買って読んだのはもう数か月前になる。

発売とほぼ同時に購入し、すぐに読了してはいたのだが、ブログに書き起こすタイミングではなかったのだろう。本の山の中に埋もれることとなった。

しかし、キタ、北の富士である。

NHKの毒舌解説者として知られている、あの北の富士である。

私は北の富士が、あの毒舌解説者で知られる人の名前だったことはいま知ったし、第五十二代横綱であり、本名は竹澤勝昭、得意技は突っ張り、左四つ、寄り、上手投げ、であるということもいま知ったところだ。

だがそれは今回の記事とはなんの関係もないので、この話はここで終わりにしようと思う。

では本題に入ろう。

脳科学・心理学の観点からアプローチ

本書ではタイトルにあるように、「嫉妬」というテーマが大きく取り上げられる。

まずはその嫉妬とは、そもそも何を指しているのか、漠然としすぎていると思うので、基本的な嫉妬の現象についての解説が加えられている。

今回とくに印象的だったのは、脳科学や心理学のきちんとした用語を用いて、さらりとエビデンスを紹介しながら、大嶋仮説が展開されていく点だ。

もちろん、今回もご多聞に漏れず、そこから具体的な解決策というのが語られていくのだが、暗示系のもの即効性のある行動系のものが半々くらいの割り合いで紹介されている。

だが、その即効性のある行動系の解決策が、マジでゲキヤバなのである。

明日からでも実践に移して、即、効果のほどを体験できるのではないだろうか。

そのくらいやり方が簡単で、かつ効果の高さも実感できてしまう。

こんな人生のカンニングみたいな本が、書店で千五百円程度で手に入ってしまうということが恐ろしいくらいだ。

その消したい劣等感、他人の嫉妬のせいかもよ?

嫉妬の「妬」という字の右側は「石」となっているが、本書に則っていうならば、真に言い得て妙である。

まさに嫉妬によって自分の考えが石のように凝り固まったり、他人の嫉妬によって石のように身動きがとれなくなったりしてしまうからだ。

本書は「嫉妬」というキーワードにピンとこない人にこそ、読んでもらいたい。

嫉妬にはピンとこなくても、劣等感という言葉には嫌というほど馴染みがある、そんな人にこそ本書をおすすめしたい。

その劣等感を消すためには、まずは嫉妬が起きるメカニズムと対処法を知ることが大切になってくるからだ。

その劣等感が実は、自分のなかに眠る宝石だったという事実を目の当たりにすることとなる。

嫉妬している相手(もしくは自分)には「間違ったことをしている」という自覚がない

嫉妬している最中の相手(もしくは自分)というのは、その自覚がなかなかできない。

「自分は正しい」あるいは「相手のためを思って」「100%相手が悪い」などと信じて疑わない状態にある。

そんなときは要注意。嫉妬の発作によって我を忘れている可能性大だ。

それはなにも、相手の具体的な言葉による暴力や態度だけではない。大嶋仮説に基づけば、脳内で相手を苦しめたり傷つけたりすることも可能なのだ。(ミラーニューロン)

しかしそれは、動物的な発作なので、呼吸をするように人間なら誰しもが大なり小なり行っていることだと説かれているため、不思議と怒りや憎しみといった感情に囚われることはない。

もちろん、怒るという反応も大切な自然な反応だ。

しかし、怒りに囚われ続けてしまうのは、嫉妬の発作によって足を引っ張られている証拠。

本書にある解決法を実践して、少しずつ自分の感覚を取り戻していけばよい。

顔つきが変わる

これはまさに現在進行形で感じていることなのだが、本当に、その通りだと思う。

まずは顔つきだが、この二か月間の間に容姿(雰囲気)を少なくとも五~六人の女性に褒められた。

いままでそんな短期間の間に容姿を褒められたことなど一度たりともなかった私が、だ。

「なんか自信なさそうに見える…」

昔どこかで女の子に言われた台詞がいまでは懐かしい。

 

なんとなく自分でも自信がついてるのがわかる。内側から溢れるエネルギーというか、衝動というか。「自分がやりたいと思うことを淡々とやる」だけなんだけど、それを周りが「なんかいいね」と言ってくれるのだ。

顔つきというよりも、そういう「見えない何か」が雰囲気として醸成され、魅力として滲み出ているのかもしれない。

身体の疲労感、痛みからの解放

これは私がいま不定期で受けているFAPカウンセリングによる効果も大きいだろうが、これまでの倦怠感はなんだったのだろうか、と思うほど、仕事を終えたあとの身体の怠さがまるで違う。

形容するなら身体じゅうが「ごわごわ」とした感じだった。たった一日八時間の仕事を終えるだけで。

それがいまは、9割がた消失しているのだ。

 

そして、このことに関連したちょっとした逸話がある。

実は最近(でもないが)職場に新人さんが入ってきた。

その人がもう見るからに大嶋メソッドをおすすめしてあげたいエンパス体質っぽい人で(笑)

物腰の低さ、きちんとした挨拶、丁寧な言葉遣い、おそらく腹痛もち…。

最初に一目見たときから「嫉妬されそうな人だなあ」と心のなかで苦笑いしていたのだけど…。

その人が入ってきてから、どういうわけか、私の身体のキツさがまるで違うのだ。

きっと、職場の嫉妬の発作を一手に引き受けてしまっているのではないだろうかと推測される。笑

笑っちゃだめだけども。

いままでおれが担当していた汚物処理係を一手に引き受けている格好なのだ。

彼はよく首や腰を回している。身体にキテいるのだろう…。

さすがに救いの手を差し伸べる勇気はないが、

直接的に上司からの当たりが強い、とか、仕事量が酷い、とかそういうことがあるわけではないのだけれど、明らかに嫉妬の発作にやられている構図というものを目の当たりにした次第である。

このことから、やはり直接的な何かがなくとも、脳のやりとりだけでストレスを背負わされることが往々にしてあるんだなあというのを、しみじみと実感したのであった。

いやー、すごい。勉強になった。

その嫉妬や劣等感は本当に自分のもの?

基本的に私は、昔から他人のことが気にならない質の人間だ。

顔色を窺う、という意味ではクソがつくほどのマメ人間だが、今回のはそういう意味合いではなく、他人の能力や容姿、財産・地位、恋人の有無、などといった社会的に価値を見出されるものに、とんと興味がなく、そうしたことで嫉妬する、ということが基本的にない人間なのだ。

どちらが上でどちらが下、という考え方がいまいちよくわからない。

それでも時々、唐突に、それにまつわる嫉妬の発作を起こすことがあり、自分でも不思議に思っていた。

だが、今回本書を読んで合点がいった。

なんと嫉妬は伝染するのだ。

これも大嶋仮説でいうなら、時空を超えた脳のやりとりによるもの。

「これは本当に自分の嫉妬?」そう自問することで、「なんだ、自分のじゃないのか」とわかると、途端に不快な気分から解放される。

 

私がいま通院している心療内科の先生に毎回「調子はどうですか?」と聞かれて、クソ真面目に考えて「うーん…現状維持、ですかね…」とこれまでは答えていた。

しかしある日ふと、「調子いいです」ってテキトーに答えてみるのもありかな、と突然思い、そのまま「最近は調子いいです」と答えると、本当にその後の体調が、これまでにないくらい軽くなったという経験をついこの間したばかりだ。

これは大嶋先生の別の本になるが、ときには流れに身を任せて「御意!」となんにでも従う。

そうすっと自然に物事が好転していくこともあるのだなと、これもまた身をもって経験したことのひとつだった。

嫉妬の発作を止めるには

自分や相手の嫉妬の発作を止めるのはいたって簡単。

「認識すること」「あ、いま嫉妬しているな」「あ、いま私は嫉妬されているかも」

ただそれだけ。

DVDでの大嶋先生の発言を借りるなら「でたでた発作~♪」という感じでスルーするのが一番なのだ。

なにごとにもやる気が起きない、そんなときは「他人からの嫉妬攻撃で、感覚が歪んでしまっただけなのかも」と思えばそれでいい。

抗わず、ただ外在化する。

結局、怠け心もあなたのせいじゃないんだよ。

とはいえ私にも現在進行形の悩みがある

それは、「仕事の勉強が手につかない」というものである。

「そんなのは自分のやる気の問題だろう!」という厳しいお叱りの声がどこからともなく聞こえてくる。

だがしかし、大嶋メソッドを知ってしまった以上、これにもなにかしらの嫉妬が絡んでいると思われる。

なぜならやる気はあるからだ。勉強するための本だって本屋で一時間以上比較見当して買ったし。あとはページを開いて楽しく勉強するだけなのだ。

それなのに。それなのに。

なぜかまったく身が入らない。

うーむ。

そんな折、この『消したくても消せない嫉妬・劣等感を一瞬で消す方法』のレビュー記事を書くために本書を読み返していると、あった、まったく同じ悩みが。

「勉強がしたいのに、できない」

このページに書いてあることはすっかり忘れていた。

まあ、それは私の苦手意識のある暗示系の解決法だから、というのもあるが。

今度ゆっくりと時間があるときにでも目を閉じてやってみるかな…。

さいごに

とまあ、ざっくりこんな感じの本です。

少しでも気になるところがあれば即買いをおすすめします。

 

さいごのさいごに

私は大嶋メソッドを知れば知るほど、この歌の歌詞が頭の中に思い出されてならない。

眠れないワケは 眠たくないから
食べたくないワケは それがマズイから
ウマが合わないのは そいつが悪いから
病気がちなのは 病気が強いから

僕は ワルクナイヨワクナイ
僕は このままでいい

ワルクナイヨワクナイ / TOMOVSKY

音楽の力は偉大だ。