大嶋信頼『すごい恋愛ホルモン』を男の僕が読んだら翌日コンビニで知らない人から連絡先聞かれた

 

先日、信じられないことが起きた…。

生涯ではじめて、一目惚れ、と呼んでも差し支えないであろう体験をした。

すごい恋愛ホルモン』を読んだ翌日だった。

 

僕はこれまでの人生、一目惚れしたこともされたこともない、ごく平凡な人間だ。

 

学生の頃、そういう話を漫画の世界として遠巻きに指を咥えながら、羨望と嫉妬の眼差しでもって眺め、

「いつか、おれだって…」などという無根拠かつ無謀な夢想をしていた、冴えなくて地味なおれが

まさか今世でその現場に当事者として遭遇してしまうとは。

 

もうこんなことは一生ないであろう。

 

「なんか、良いです。ライン交換お願いします」

コンビニで買い物をしていたとき、ふいに視線を感じ、一度目が合った。

 

「あの…」

「え、はい?」

「…」

「(新種の詐欺か?やばい、巻き込まれる巻き込まれる巻き込まれる)」

「あの、すごくいいなと思って…」

 

どこぞの作り話か。

失礼な、これはおれの妄想などではない。

最初なんのことを言っているのかわからなかった。

おれの手にあった新発売の「みかんのど飴」のことを指してそう言っているのかと思った。(嘘)

 

 

これまでイケメンと呼ばれたことは一度もない

女性は厳しい。口が滑っても言ってくれることは絶対にない。

テレビに映る一般人のことを、テロップは簡単にイケメンシェフ、イケメンパパなどと紹介するが、騙されちゃいけない。

女性はその程度の雑魚にイケメンの称号を与えたりなどしない

あれはテレビ局が目を引くために仕掛けた算術である。

そのくらい、女性にとって「イケメン」というのは聖域なのだ。

 

 

横顔はいいね

頭蓋骨のかたちはきれい

鎖骨美人

 

これまでに褒められたことはあったが、

どれもストレートではなく、

変化球でたとえるなら、カミソリシュートスローカーブなど、

バットの芯を外すような褒められ方が多かった。

 

かっこよくはないけど、なんか褒めたい。

 

親しくなった女性の口から出る誉め言葉は、

そんな心の声に変換されて、僕の耳に届いた。

 

 

 

ひと目見ただけで、その場で想いを伝えられる。

こんなことが起きるのは、イケメンの特権だと思っていた。

 

一目見て、心で「いいな」と想うだけでなく、それを行動に移す。

たった数十秒の間に決心して。

それはつまり無条件で人間を肯定されたわけですよ。無条件肯定。

 

そんな経験人生で一度もありません。

もちろん、容姿を褒められたということも嬉しいのですが、

それよりもなにより、他人から「肯定されている」という事実が、

目に見えるかたちで示されたことが嬉しかった。

 

もちろん、他人の評価や物差しだけを頼りに生きていくつもりはない。

他者評価を基準にして生きるのは苦しいということは散々わかっているからだ。

 

自信を持ち始めた、築く努力をしはじめた自分が、「それ、いいですよ」と

ひとこと言われるだけで、背中を押してもらえたというか。

 

僕には友達が文字通りいないし、ネットの世界でさえ、言葉を交わす人間は皆無だ。(2018年6月30日時点)

本来なら友達から言われる、何気ないひとことで間に合うシロモノかもしれない。

それでも僕にはそれが嬉しかった。

 

優しそうな男性への一目惚れは危険?

面白いのが、大嶋氏の『すごい恋愛ホルモン』に載っている内容に、

「一目惚れ」は危険』と書いてあったことだ。

 

自分も相手もストレスをうまく発散できず、脳に帯電してしまうタイプだった場合、

目が合ったときに相手の脳の電気に感電してしまう。

それで頭が真っ白になった状態を、

恋だと解釈してしまう

 

そして極めつけが笑

 

この「目が合った瞬間にビビビ恋」のケースで危ないのは、

相手が”献身的に優しい男性”のとき。

 

献身的で優しいという自負はある(刹那的)し、

それゆえにストレスを溜めやすい(慢性的)ということも自覚している!

 

献身的に優しい男性の代表として言わせていただくと、

その通り」でございます。。笑

 

ソトヅラが優しい男性に危険なタイプが多いというのは、

経験からいって、ほぼ間違いない

 

DVや痴漢加害者も、ふたを開けてみれば、

他人からの印象は比較的好印象なものが多いのです。

 

いやー、男として生きるのは、匙加減が難しいっすね。

 

剛で行き過ぎると他人にしわ寄せが行くし、

柔で構えすぎると流されて、いつのまにか加害する。

 

柔出身の剛、あるいは柔を知っている剛ひとすじタイプの男性が

いまの世の中にあるストレスをうまく退けられる人種かもしれません。

 

そういった人間に成長するため、

自己肯定感を高める努力をしているんですけどね。

 

本物の一目惚れは恋のホルモン フェニルエチルアミン

ちなみに肯定的な解釈をするなら、

「同じタイプの脳の魅力的な人に出会ったから、

恋のホルモンであるフェニルエチルアミンが分泌された。」

ということだそうな。笑

 

本書はこのように、恋愛を「脳内物質であるホルモンの分泌」が引き起こしている炎症と捉え、それに振り回されるのではなく、上手くカウンターを使って男性を恋に落とそうとする手法が書かれている。

 

これを読んだ翌日に一目惚れされたから、

この人、脳に騙されてる~」って嵐が去ったあとに思い出してクスクスと笑った。

 

でもラインでやりとりした感じだと話は合いそうなので、

いろいろ談義したいなあと思って会う約束をした次第である。

追記:

やはりというか、案の定。

プライバシーに配慮して詳しい病名は書かないが、彼女は私と同じくストレス過多な人間だった。

そして、いまはもう連絡を取り合っていない。

筆不精な私が数日ラインの返信をせずにいると、「なぜ返信しないのか」と激怒され、とりあえず謝ってそれっきりである。

そもそも恋人同士でもないのに、連絡が途絶えたことを責められるいわれわないと思うのだが…。

追記の追記:

コメントを残してくださった方に、「私も本を読みましたが、なんだか気持ち悪くなってしまったんですよね。」という方がいらしたが、その気持ち、今ならよくわかる。

最近『なぜあなたは「愛してくれない人」を好きになるのか』を読んだあとだからすごくわかるのだ。

これ(『恋愛ホルモン』の本は)、つまるところ、男性が女性に使っている手法をそのまま逆手にとってるだけなんすよね。(まあ、母親の感覚から抜け出す、という項目は大変参考になるが)

いわゆる、女性恋愛メディアなどが吹聴する「主導権を女が持ちなさい!」というヤツである。

それは本当の意味で愛し合える関係性にはなりづらいのではないか、と。

結局、支配する側とされる側という構図は変わらないから、コメント欄のyokoさんは「気持ち悪くなってしまった」のではなかろうかと…。

 

まあ、どちらの本も、読んでおいて損はないと思われる…。笑