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吉村萬壱『出来事』このニセモノ世界に絶望を感じている人へ それは希望と紙一重 「確認」と「覚悟」をくれた連作長編小説

絶望を見せられて希望を感じる人間というのは少なからずいる。 私も間違いなくその一人だ。 とは言ってみたものの、それは自分が当事者でない場合の話なのかもしれない。 なにせ絶望を経験したことがないのでわからない。 しかしこの …

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【日本のディストピア小説】吉村萬壱『ボラード病』多数派同調バイアスの末路を描いた純文学 抽象的ネタバレ感想

「明日がある」という言葉を聞いて、あなたはどんなイメージを思い浮かべるだろうか。 通俗的には「明日があるさ」などという曲に代表されるように、その言葉は「希望」という意味を伴って語られることが多いように思う。 それはちょう …

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吉村萬壱『前世は兎』閲覧注意小説。現実を直視したくない大人は直ちにこの場から避難してください

禍々しいという言葉がたったいま思い浮かんだ。 吉村萬壱さんの小説はこれまで『虚ろまんてぃっく』『ボラード病』と読んできた。 どちらも図書館で借りて読んだものだ。 『ボラード病』を読み終えたちょうどその頃、新刊が出ているら …