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【「死にたい」「助けて」と思ったら】つながらないいのちの電話にかけるより『まとまらない人 坂口恭平が語る坂口恭平』という本を読んでみて

本を読んだきっかけ 私はたしか22歳くらいのときに坂口恭平さんを知って、新書『現実脱出論』、小説『徘徊タクシー』と二冊続けて読んだ。   坂口さんの本を読もうと思ったきっかけはツイッターでのつぶやきだった。 い …

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【日本のディストピア小説】吉村萬壱『ボラード病』多数派同調バイアスの末路を描いた純文学 抽象的ネタバレ感想

「明日がある」という言葉を聞いて、あなたはどんなイメージを思い浮かべるだろうか。 通俗的には「明日があるさ」などという曲に代表されるように、その言葉は「希望」という意味を伴って語られることが多いように思う。 それはちょう …

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【読書会とは本物の仲間との出会いが生まれる場所】読書会初心者から主催のやり方まで 読書会はたしかに人生が変わる

友人がおすすめしていた本を手に取った。 『読書会入門 人が本で交わる場所』 というのも、私は今年に入って初めて読書会というものに参加し、その面白さを知り、幾人かの友人もでき、何度か参加しているうちにどういうわけか、主催を …

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【大人にこそ読み聞かせたい!?】時間泥棒に搾取されている思ったら…ミヒャエル・エンデ『モモ』を読んで我に返れ!児童文学を代表する古典的ファンタジーの名作

積読していた本のひとつ。 そのわけは。 ひとつ、児童文学を読むことへの抵抗があったから。 ひとつ、言葉から情景を描写する小説は昔からイメージできなくて本そのものの世界に入り込めなかったから。 ひとつ、あまりにも名作名作と …

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小野寺伝助『クソみたいな世界を生き抜くためのパンク的読書』世界の最底辺から愛を叫ぶ パンク好きなら一度は読んでおきたいおすすめの本を紹介してくれるおすすめの本

タイトルからして、パンク好きの心をくすぐってくる。 クソという言葉は、なぜか心地よい。 おれもクソ、あいつもクソ、この世界もクソ。 あー、最高にキモチイイ。     本書は偶然、最近大阪で話題の本屋、 …

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Kの告白

いままで誰にも話してこなかったある小さな罪についてお話しします。 なにもバレないようにひた隠しにしていたわけではありません。 自分でさえそれを良く思っていなかったため、記憶から追い出して なかったことにしようとして、誰に …

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景山民夫『クジラの来る海』放送作家ならではの経験値と視点、加えて宗教にハマったからこそ描けた哲学的ユーモア小説

景山民夫をご存知だろうか。 平成生まれには知らない人も多いだろう。 1947年東京生まれのわりと有名な放送作家だ。 みなさんが一度は聞いたことのある番組『タモリ倶楽部』を、一番初めに手掛けたのもこの景山民夫である。 彼は …

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吉村萬壱『前世は兎』閲覧注意小説。現実を直視したくない大人は直ちにこの場から避難してください

禍々しいという言葉がたったいま思い浮かんだ。 吉村萬壱さんの小説はこれまで『虚ろまんてぃっく』『ボラード病』と読んできた。 どちらも図書館で借りて読んだものだ。 『ボラード病』を読み終えたちょうどその頃、新刊が出ているら …

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映画『ミスティックリバー』衝撃的オチも吹っ飛ぶまさかの展開 恋愛映画以外で「愛」について知るとは…

映画というものの素晴らしいところは、感想の自由さ、多様性にあると思っているが、 『ミスティックリバー』はまさにそれがあてはまる映画ではないだろうか。 見る人によってまったく感想が異なり、好き嫌いがはっきり分かれる作品のひ …

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アニメ蟲師 日常系ファンタジーアニメの隠れた名作

自分が芸術作品を手に取るとき、無意識に重視しているのが 「その作品に教訓はあるか」という点だったりする。 これはライフハックに憑りつかれた人間の現代病なのか、 娯楽や癒しとして完結してしまう作品には、あまり手が伸びない。 …

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自称顔がいいだけのミドリカワ書房おすすめ曲5選

歳を重ねるほど目に染みる名曲の数々。 暇を持て余していた高校生の頃、ベットでごろごろしながらyoutubeで見つけたのがミドリカワ書房だった。 ミドリカワ書房はソロで活動しているシンガーソングライターで、本名、緑川伸一、 …

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映画『怪物はささやく』まったく新しい少年と怪物のファンタジー 哲学的な物語の中に隠されたスクリプト

『怪物はささやく』、良質な映画だった。映画が良すぎて、原作のほうも買って読んだけど、映画のほうが個人的には好き。 この映画をひとことで表すとしたら、古典的な「少年と怪物のファンタジー映画」という体裁をとっていながら、 そ …