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夏石鈴子『バイブを買いに』女性向けセックス観あるある小説 裸で体当たりする女性たちの生き様を描いた渾身の傑作短編集

この本は8つの物語からなる短編集だ。 表紙には、裸の女性のイラストと真っ黄色の背景、そして赤い文字で書かれた表題作のタイトル『バイブを買いに』。 5年以上前に読んで、あのときとても等身大のストーリー群に感動したのだが、内 …

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【311の美談の裏に隠された真実】東日本大震災が浮き彫りにした男尊女卑社会を描くノンフィクション小説

垣谷美雨の作風 今回紹介する本は垣谷美雨さんの『女たちの避難所』だ。 垣谷美雨さんといえば、その作風は女性向けに書かれた時事ネタが多く、『結婚相手は抽選で』『嫁をやめる日』『夫の墓には入りません』などなど。 どこかキャッ …

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【できないことが増えていく不安解消】アラサー独身女性が綴る 恋愛、結婚、母親、仕事の悩みに応じた本をおすすめしてくれるエッセイ(男性にもおすすめ)

出会いは偶然だった。 女性読み物コーナーに何気なく目を走らせたとき、思わずそのタイトルと表紙の涙ぐむ女性の絵に惹かれた。 中身を確認するまでもないと思ったが、念のため一頁目をめくる。 この本のタイトルを見て、あなたはどの …

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【「世の中がおかしい」のはわかるけど…】世の中の仕組みがわからないと疑問に思ったとき 情報社会の中で客観的に考える力を身に付ける手助けとなる初心者おすすめ本

今回読んだ本は堤未果さんの『社会の真実の見つけかた』。 堤未果さんといえば、その名を聞いたことがあるかもしれない。 近年出版された『政府は必ず嘘をつく』『日本が売られる』といった本はベストセラーにもなっており、店頭で見か …

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寺尾紗穂『原発労働者』3.11以降に限らない日常に潜んでいた原発労働者の実態 事故と被曝の真実を綴ったルポルタージュ

寺尾紗穂さん。 youtubeを漁っていると「冬にわかれて」というバンドの『なんにもいらない』という歌と出会った。 そのピアノ&ボーカルを務めていたのが寺尾紗穂さんで、この方は昔結成されていたバンド「シュガー・ベ …

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映画『愛がなんだ』二十代~三十代の恋愛模様 好きってなんだ?自尊心低い系女子テルコの突き抜けた意志は、憎めないばかもののそれだった

予告動画 あらすじ 猫背でひょろひょろのマモちゃんに出会い、恋に落ちた。その時から、テルコの世界はマモちゃん一色に染まり始める。会社の電話はとらないのに、マモちゃんからの着信には秒速で対応、呼び出されると残業もせずにさっ …

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田房永子『他人のセックスを見ながら考えた』を読みながら私は男女の間にある認識の隔たりについて改めて考えさせられた

男と女。両者が相手の気持ちに探りを入れるとき、そこにはなにかしら、どう手を伸ばしても届かない場所がある。 どれだけ女性の気持ちを推し量ってみても、ある一定のラインで思考停止状態になる。 それ以上考えても、なにも浮かばない …

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竹宮ゆゆこ『応えろ生きてる星』渡會将士氏推薦小説 「とらドラ!」の作者と知らずに読んだ私が率直に感じた正直な感想

ひっさびさに、エンタメ小説とは、これか。という本を読んだ。 私は中学生くらいのときからずっと、「流行りもの」というのが大嫌いな性質の人間であった。 それは今も変わらないのだが、現在のように、なにか明確な理由・理屈があって …

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今村夏子『こちらあみ子』あみ子は悪い子?見て見ぬふりをしてきた私たちの「やるせなさ」を浮かび上がらせる太宰治賞受賞作品

世の中には、わかっていてもどうしようもない問題、やるせない問題というのがある。 それは誰が悪いとかではなく、いやむしろ、特定の誰かを悪者にできないからこそ、多くの人がその問題と向き合うことなく、大人になってもなお、おざな …

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山田ズーニー『話すチカラをつくる本』一時間で読めて内容は濃厚 コミュニケーション論の骨子を学ぶのはこの一冊で十分

コミュニケーションの啓発を謳った本は世に五万と出版されているが、その内容を精査すると、「よくこの程度の内容で本にできたな」という感想を抱いてしまう自己啓発本の山、山、山。 申し訳ないが、本当にこれを執筆した人は、人にコミ …

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垣谷美雨『老後の資金がありません』災難のオンパレード!?隣の芝生は青いもの 老後の不安に効く頓服薬小説

垣谷美雨という作家をご存知だろうか。 女性なら一度、手に取って読んでほしい作家の一人だ。 「婚活・就活・老後・毒親・雇用・健康問題」などなど、現代を生きる人々にとってはあまり考えたくない、けれども考えずにはいられない、 …

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『出会い系サイトで70人と実際に会ってその人に合いそうな本をすすめまくった1年間のこと』タイトルに騙されるな!!書店員のノンフィクション私小説、経験と成長の感動サクセスストーリー

帯がドギツイピンク色だし、タイトルの「出会い系」という言葉からエロを期待して読むと軽く裏切られるのでご注意を。 内容としては、元ヴィレッジヴァンガードの書店員(店長)だった花田菜々子氏が、悶々とする日々のなか、その経歴や …

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深爪『深爪式 声に出して読めない53の話』

ドギツイピンク色のカバーに、このタイトル。 仮に深爪氏がどのような人か知らなくても、この本の内容を想像することは容易いのではないだろうか。 深爪氏は、現在フォロワー数15万人を抱えるアルファツイッタラー。ツイッターをかじ …